【現金派は要注意!】ETC専用化が加速!今すぐ知るべきメリット・デメリットと対策

ETCカード(法人・個人)

「最近、高速道路の料金所で『ETC専用』のゲートが増えたな…」そう感じていませんか?

ETC専用化は、都市部を中心に急速に進んでおり、将来的には全国の料金所から現金払いのゲートがなくなる予定です。この流れを知らないまま高速道路を利用すると、思わぬトラブルに巻き込まれたり、高速道路自体が利用できなくなったりする可能性があります。

この記事では、ETC専用化がなぜ進んでいるのか、ドライバーにとってのメリット・デメリット、そして現金派の方が今すぐ取るべき対策を徹底解説します。未来の高速道路を安心して、賢く利用するためのヒントがここにあります。


ETC専用化とは?なぜ今、進められているのか

ETC専用化とは、高速道路の料金所から現金やクレジットカードの手渡しによる支払いができる「一般レーン」を廃止し、ETC無線通信による支払いのみにする取り組みです。

ETC専用化が進む3つの理由

ETC専用化は、国や高速道路会社が以下のような目的で推進しています。

  1. 料金所の渋滞緩和と安全性向上:
    • ETC車と現金車が混在すると、料金所での停車・発進が繰り返され、渋滞の原因となります。ETC専用化により、スムーズな通行が可能になり、料金所付近での事故リスクも軽減されます。
  2. 将来的な管理コストの削減:
    • 料金所の無人化が進むことで、人件費などの運営コストを大幅に削減できます。これは、持続可能な高速道路システムを構築する上で不可欠とされています。
  3. 柔軟な料金設定への対応:
    • ETCのデータを活用することで、時間帯や混雑状況に応じて料金を変動させる「ロードプライシング」などの、より柔軟な料金体系の導入が容易になります。これにより、交通需要を分散させ、渋滞をさらに緩和する効果が期待されます。

全国で加速するETC専用化:いつから?どこにある?

ETC専用化は、すでに全国の料金所で始まっています。

主要なETC専用料金所の例(2025年最新情報)

  • 首都高速道路: 霞が関、新宿など、多くの入口料金所がETC専用化されています。2025年度には新たに55カ所の料金所がETC専用となり、2028年春までに入口料金所の大半がETC専用化される予定です。
  • NEXCO東日本: 圏央道、館山自動車道、千葉東金道路など、主要なICでETC専用化が進んでいます。
  • NEXCO中日本: 中央自動車道、東海環状自動車道などで、2025年春から新たに15カ所の料金所がETC専用になっています。
  • NEXCO西日本: 新名神高速道路、松山自動車道、九州自動車道などで、2025年春から新たに32カ所の料金所がETC専用になっています。

将来的な展望

  • 国土交通省の計画では、都市部は5年、地方部は10年程度でETC専用化を概成するロードマップが示されています。
  • 将来的には、全国すべての料金所でETC専用化が完了する見込みです。

【現金派は要注意】ETC専用料金所で現金は使えない!どうなる?

ETC専用料金所では、現金やクレジットカードの手渡しによる支払いは一切できません。 ETC車載器を搭載していない車や、ETCカードの挿し忘れなどで誤って進入した場合でも、バックすることは非常に危険なため、絶対にやめましょう。

誤ってETC専用レーンに進入してしまった場合の対処法

料金所のゲート手前には、以下のような表示があります。

  • 「サポート」または「ETC/サポート」と表示されたレーン
    • このレーンに進み、一旦停車してください。
    • 料金所係員とインターホンで連絡を取り、指示に従って精算を行います。
    • 後日、料金を支払う手続きをすることになります。
  • 料金所が完全に無人の場合
    • 料金所のインターホンで係員と連絡を取り、指示に従ってください。カメラで車両情報が記録されており、後日、通行料金が請求されます。

ETC専用化は「経費」ではなく「投資」!今すぐ取るべき対策

ETC専用化の流れは、現金払いのドライバーにとって不便なものですが、ETC車載器の導入は、将来的なコスト削減と業務効率化に繋がる**「賢い投資」**です。

今すぐ取るべき対策

  1. ETC車載器とETCカードを準備する:
  2. 助成金やキャンペーンを賢く活用する:
    • ETC専用化を推進するため、国やNEXCO各社はETC車載器の購入に対する助成金キャンペーンを実施しています。
    • これらを活用すれば、初期費用を大幅に抑えてETCを導入できます。
    • 例: 首都高ETC/ETC2.0車載器購入助成キャンペーン2025など。
  3. ETCカードを車載器に確実に挿入する習慣をつける:
    • ETC専用料金所でのバー不開を避けるためにも、ETCカードを確実に車載器に挿入し、音声案内やランプ表示で認識されたか確認する習慣をつけましょう。

まとめ:ETC専用化は未来の高速道路への移行

ETC専用化は、高速道路の渋滞緩和、安全性向上、そして持続可能な運営を目指す、時代の必然的な流れです。現金払いのドライバーにとっては不便に感じるかもしれませんが、ETCを導入することで、料金所のスムーズな通過はもちろん、ETC2.0を活用した渋滞回避や、法人向けのコスト削減といった多くのメリットを享受できます。

この記事を参考に、ETC専用化の流れを正しく理解し、賢く対策を講じて、未来の高速道路を安心して利用できる準備を始めましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました