ETC車載器が急にエラー!バーが開かない時の原因と正しい対処法

ETCカード(法人・個人)

「ETC専用レーンに入ったら、急にエラー音が鳴ってバーが開かない!」

高速道路を利用する上で、誰もが一度はヒヤリとする瞬間です。後続車も迫ってきて、焦ってしまいがちですが、誤った対処はさらなる事故を招く危険があります。

この記事では、ETC車載器のエラーでバーが開かなくなった場合の、緊急時の正しい対応手順と、トラブルの主な原因別のチェックリストを徹底解説します。いざという時に慌てず行動できるよう、ぜひ参考にしてく

【最重要】バーが開かない!緊急時の正しい対応手順

ETCレーンでバーが開かなくても、絶対に急ブレーキやバックをしてはいけません。以下の手順で、落ち着いて安全を確保しましょう。

手順①:ハザードランプを点灯させて安全な位置で停車する

  • まず、後続車に危険を知らせるため、すぐにハザードランプを点灯させます。
  • 安全を確保できるスペースがある場合は、無理のない範囲で左側に寄せて停車しましょう。

手順②:インターホンで係員に連絡する

  • ETCレーンには、必ずインターホンが設置されています。
  • インターホンで係員に状況を伝え、指示を仰ぎましょう。係員が遠隔でバーを開けてくれる、または、別の方法で精算を案内してくれます。
  • 係員の指示があるまで、車内または車の周囲で待機することは絶対に避けてください。

手順③:料金を支払い、速やかにレーンを通過する

  • 係員の指示に従い、ETCカードを係員に渡したり、別の場所で料金を支払ったりして精算を完了させます。
  • 精算後は、周囲の安全を十分に確認し、速やかにレーンを通過しましょう。

バーが開かない原因は?エラーコード・音別のチェックリスト

ETC車載器がエラーを起こす原因は、大きく分けて以下の4つが考えられます。

原因1:ETCカードのトラブル

  • カードの挿入ミス: カードを逆向きに挿入している。
  • 有効期限切れ: ETCカードの有効期限が切れている。
  • 読み取り不良: カードのICチップが汚れている、または破損している。
  • カード抜き忘れ: 出口でカードを挿し忘れている。

原因2:車載器のトラブル

  • 車載器の故障: 車載器本体が故障している、または電源が入っていない。
  • セットアップ情報不備: 車載器を別の車に載せ替えたのに再セットアップをしていない。
  • アンテナの不具合: アンテナの向きがずれている、または配線に問題がある。

原因3:通行区間のトラブル

  • 入口と出口の組み合わせエラー: 一般レーンで進入し、ETC専用レーンで出ようとしている。
  • 不正通行: ETCカードに有効な情報がない状態でETCレーンを通過しようとしている。

原因4:料金所のシステムトラブル

  • ごく稀に、料金所のシステム自体に障害が発生している場合があります。この場合は、係員の指示に従ってください。

ETC車載器エラーを未然に防ぐための予防策

トラブルを未然に防ぐための、日頃からできる簡単な対策をご紹介します。

  • 利用前のチェックリスト:
    • ETCカードは正しく挿入されているか? (表裏、向きを確認)
    • 有効期限は切れていないか? (定期的に確認)
    • 電源は入っているか? (エンジンの始動と同時に確認)
  • 定期的なメンテナンス:
    • ETC車載器のアンテナがずれていないか、しっかりと固定されているか確認。
    • 車両を買い替えたり、ナンバープレートが変更になった際は、必ず再セットアップを行う。
    • カードのICチップを定期的に拭いて清潔に保つ。

まとめ:冷静な対処と事前のチェックが安心を生む

ETC車載器のエラーは、誰もが遭遇する可能性のあるトラブルです。しかし、慌てずにハザードを点灯させて安全を確保し、インターホンで係員に助けを求めるという正しい手順を知っていれば、大きな事故に繋がることはありません。

また、日頃からETCカードの挿入や有効期限の確認といった簡単なチェックを習慣づけることで、ほとんどのトラブルは防ぐことができます。

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